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いばる上司はいずれ終わる

いばる上司はいずれ終わる

「傲慢な人」は時代遅れ。
いま世界のトップエリートが目指すのは「謙虚な日本人」の姿である。
英語の学び方から、外国人上司へのアピール方法まで。日本人の持つ「武器」の使い方を解く。

四六 判( 192 頁)
ISBN: 9784833450959

2016年04月28日発売 / 1,540円(税込)

[著]鳥居正男(とりい・まさお)
ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社代表取締役社長1947年、神奈川県生まれ。71年アメリカ・メリーランド州ロヨラカレッジ経営学部卒業、日本ロシュ(現・中外製薬)入社。75年上智大学国際学部経営学修士課程修了。日本ロシュでは社長室長、試薬部長を経て、83~87年にアメリカとスイスのホフマン・ラ・ロシュ社に出向。89年取締役医薬品本部長、92年常務取締役。93年ローヌ・プーランローラー社長。95年シェリング・プラウ社長。2011年より現職。

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目次

プロローグ

第1章 英語屋はいずれ消える
「グローバル人材」の罠

ドイツまでの飛行機で寝たことはない
「英語の会議」をどう乗り越えるか
「英語屋」を増やしても意味がない
「グローバル人材」とは誰か
日本人のいない大学に留学
グローバルで活躍する2つの条件
「英語力」より「中身」が重要
「礼儀正しさ」は万国共通のスキル
米国の上下関係は厳しい
「早めの報告」の重要性
日本人には「ニンジン」はいらない
「職場の和」には価値がある
「真面目な日本人」への高い期待
日本の新聞は「地方紙」に過ぎない
「正解主義」から「納得感」にシフトせよ
人間としての深みは「国」を越える


第2章 その失敗はいずれ役立つ
「キャリア」をどうつくるか

入社4年目から社長のアシスタントに
「5年後」を見据えて仕事をする
仕事が楽しくて仕方がない20代
天狗だった「スピーディー・ゴンザレス」
「失敗」が謙虚さの源泉になる
アメリカでへし折られた天狗の鼻
ミスした部下にどう接するか
信頼に対する緊張感と覚悟
自発的な行動が信頼を高める
40歳で医薬品本部長に
「社長レース」での挫折
「不信感」はあっという間に膨らむ
どうすれば信頼を取り戻せるか
他者のために力を尽くせ


第3章 嫌われ者の出世はいずれ止まる
「上司」という仕事

「使う」のではなく「尽くす」
相手の目をみて「傾聴」する
日本の上司は偉くなりすぎている
職場を変える「声かけ」の作法
「忙しい」「疲れた」は禁句
相手の話に最後まで関心を示す
部下の近況を覚えているか
相手の名前を呼んでいるか
“Thank you”と「ありがとう」


第4章 尽くした恩はいずれ戻る
「部下」との関係に悩んだら

「バッドニュース」には感謝する
「犯人捜し」より「解決」を優先する
失敗は「誰もが通る道」
「無気力部下」とは2人きりで話す
メールでは叱らない
声をかけるのは部下より上司
「言葉の魔術師」のひとこと
「会社を辞めたい」と言われたら
社員が職場を去る2つのパターン
一度の相談だけで結論を出すな


第5章 その気持ちはいずれ伝わる
ビジネスで生きる「日本人らしさ」

8国籍13人の上司
年下で女性のアメリカ人上司
年下の上司を迎えたら
仕事を任せるうえでの「5つの条件」
常に心がけておきたい「3つのK」
部下の邪魔をしない気配り
決められない会議は開くだけムダ
感謝の気持ちは言葉で伝える
「ありがとう」の一言が心をほぐす
実るほど、頭を垂れる稲穂かな


第6章 いばる上司はいずれ終わる
私たちはなぜ働くのか

日本人の長時間労働は悪いことか
家族との時間をいつとるか
「ワーク・ライフ・バランス」への違和感
「仕事vs.生活」ではなく「仕事=生活」
「99%」と「101%」の小さくて大きな違い
「仕事=人生」と考える
トップには「自己犠牲の精神」が必要
3・11で集まった日本への賛辞


あとがき