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はじめに
ざっくり把握!不安にならないための5つのPoint
Point 1 扁桃体と前頭前野は、協力して「将来の脅威」に備えています。
Point 2 扁桃体が興奮するとプログラムは誤作動を起こします。
Point 3 潜んでいた脳内バグが動き出すとき、不安の量産が始まります
Point 4 バグ解消の練習をすれば不安は軽減することができます
Point 5 脳の制御メカニズムを活用して扁桃体の性質を穏やかにできます
準備編
第1章 不安についての基礎知識
01 そもそも感情とは
02 不安という感情
03 不安の危険性(1)
04 不安の危険性(2)
05 「不安にならない」とは(本書の趣旨)
第2章 ヒトが不安に悩まされる理由──脳の進化史の視点から
01 扁桃体について
02 恐怖=脅威対応の仕組み
03 脳の進化と「予測力」の獲得
04 協業による新プログラムの誕生
05 協業が抱えていた「危うさ」
06 「過剰警戒モード」の発生
07 「不健康な不安」の始まり(1)
08 「不健康な不安」の始まり(2)
第3章 「脳のバグ」を理解する──「不安にならない練習」に向けて
01 焦点は「前頭前野の欠陥」
02 欠陥=バグ群と考える
03 バグの内容(1)
04 バグの内容(2)
第4章 練習」の全体像を理解する
01 「不安にならない」の再定義
02 バグ解消への 3つの練習
03-(1) 診断テストで自分を知る
03-(2) 前頭前野を鍛える
03-(3) 扁桃体を穏やかにする
練習編
第5章 診断テストで自分を知る
01 自己診断テストにトライする
02 全体傾向を把握する
【ワーク】不安に関する「脳内地図」を作成する (バグ状況の把握図)
03 自己の特徴を理解する
04 練習内容を定める
第6章 脅威を生み出さない練習──前頭前野を鍛える(1)
【準備】第 6章の練習内容について
01 思考の流れを止める
メニュー(1):「パターン化された不安」を見出す
メニュー(2):「避けるための工夫」を考える
メニュー(3):思考停止を試みる
02 予測を適正化する
メニュー(1):フィルターを自覚する
メニュー(2):自分の「思い込み」を知る
メニュー(3):「思い込み」を取り除く
03 期待レベルを下げる
メニュー(1):準備練習をする
メニュー(2):自分の期待を知る
メニュー(3):期待レベルを下げる
04 負の解釈を克服する
メニュー(1):負の解釈に反論する
メニュー(2):価値を与える練習をする
メニュー(3):脅威に価値を与える
第7章 不安を打ち消す練習──前頭前野を鍛える(2)
【準備】第 7章の練習内容について
05 対策の幅を広げる
メニュー(1):原因を幅広くとらえる(予防策)
メニュー(2):対策パターンを増やす(予防策・事後策)
メニュー(3):「避けたいこと」を克服する
06 自分を動かす
メニュー(1):弱さを直視する
メニュー(2):自分に先手を打つ
メニュー(3):最初の一歩を考える
07 切り替える力を高める
メニュー(1):「いま、ここ」で考える
メニュー(2):「楽しい目標」から考える
メニュー(3):場面ごとに用意する
【練習問題の参考解】
第8章 扁桃体を穏やかにする──最新脳科学の知見を活かして
01 扁桃体にメッセージを届ける
02 さまざまなルートと手段
03 穏やかにする(1):十分な睡眠
04 穏やかにする(2):匂いと音楽
05 穏やかにする(3):触れる
06 穏やかにする(4):つどう・語り合う
07 穏やかにする(5):環境を改善する
おわりに
【参考】
不安と危機感
「病的な不安」について
脳内地図を作る
対策パターンのリスト(予防策と事後策)
「老後問題」とどう向き合うか?
【Column】
ヘビ専用の細胞が存在する!?
バグを捜査官キャラにしてみました!
扁桃体政治あるいは自爆化する世界
あきらめたから、生きられた
「見えないもの」を脅威にしてしまった人類