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引継ぎ Change & Education

引継ぎ Change & Education
それは「変化」であり、「教育」である。

変化を起こし、人材を育成する最大のチャンスは、ここにあり!

日本の企業において身近だか、軽視されているもの。
それが――「引継ぎ」です。

現在、ほとんどの会社は自社で、あるいは教育会社に依頼して社員教育のプログラムを実施しています。
また、多種多様なビジネス書が次々と発行され、ビジネスパーソンの自己学習の手助けになっています。
しかしながら考えてみれば、どこにも、「引継ぎ」に関する専門書は見当たりません。

上司や同僚から仕事を渡されたとき、社員が異動や退職することになったとき、「引継ぎ」は必要となります。
つまり、日本の企業において「引継ぎ」とは、“日常的"なものなのです。
とはいえ、それについての指南書がない日本では、「引継ぎは、日本企業の生産性を低下させている根源である」ということが、調査からわかりました。

本書は、大手の人材コンサルティング会社・株式会社ソシオテック研究所と心理学者である著者・宗澤岳史氏が、「引継ぎこそが、企業や組織に変化を起こす最適なタイミングであり、ここでイノベーションを起こせば、企業や組織の生産性は飛躍的に向上する」という観点から、その知識と技術を提示するものです。

ポイントは、「3つの変化」×「3つの視点」。
それは、「引継ぎ」を単なる業務の受け渡しではなく、仕事や組織を変化させ、より高いステージへ上がるための機会として位置づけ、「組織の変化」の中で、引継ぎを「人材育成の機会」として捉える考え方です。

本書が提案するこの理論を実践すれば、企業や組織は確実に強くなります。

四六 判( 192 頁)
ISBN: 9784833451413

2019年03月01日発売 / 1,650円(税込)

[著]宗澤 岳史(むねざわ・たけし)

1978年北海道出身。早稲田大学で博士号を取得(Ph.D)。複数の研究機関、大学にて研究員、教員として勤務。それと平行して病院や企業などでのカウンセング、コーチング、大企業を中心としたコンサルティングの実務経験を積み、現在、株式会社ソシオテック研究所にて人材育成にかかわる研究、商品開発、事業企画などに従事。専門は、認知行動科学、臨床心理学、人間科学、心理統計学、メンタリティマネジメント。著書に『DEAR』(プレジデント社)、『不眠の医療と心理援助』(金剛出版)、『KONJO 成長と成功の原理原則(ダイヤモンド社)などがある。臨床心理士。

目次はこちら(クリックで開きます)

目次

はじめに

第一章 考え方の変化

 営業部エースが退職する!

  •  ▼引継ぎを考える三つの視点
  •  ▼第一の視点「目的」とは何か?
  •  ▼第二の視点「時間軸」を知る
  •  ▼二つを結びつける第三の視点
  •  ▼第三の視点「矢印」の意味
  •  ▼“変化”こそが、唯一の本質

解説

  •  ▼まず、変えるべきもの
  •  ▼考え方を変える“コツ”

第二章 仕事の変化

 引継ぎに失敗した後任!

  •  ▼考え方とは内側、では外側とは?
  •  ▼“約束”だけは変えない
  •  ▼仕事そのものを成長させる
  •  ▼仕事の変化のための“技術”とは?
  •  ▼いかに“注意”を配分すべきか?
  •  ▼注意の意識化をトレーニングする

解説

  •  ▼変化を起こす機会が“引継ぎ”
  •  ▼トラブルを防ぐ「約束の確認」
  •  ▼「注意のコントロール」①/意識化
  •  ▼「注意のコントロール」②/配分
  •  ▼配分量と行動量は均衡する?

第三章 組織の変化

 最後のハードル!

  •  ▼内と外を支える土台を変える
  •  ▼変化に対する不安を取り除く
  •  ▼説得テクは、“モヤカチ”にあり
  •  ▼組織を動かす切り札は?
  •  ▼“成長機会”をいかに活かすか!
  •  ▼情報伝達と成長機会を創出する

解説

  •  ▼“引継ぎ”を組織の仕事に!
  •  ▼ポイントは、「不安の緩和」
  •  ▼「モヤカチ」活用方程式
  •  ▼「情報の伝達」の二つの要素
  •  ▼マニュアル作成で“機会”を生む
  •  ▼“組織の変化”は確実、持続的に

And More

  •  ▼1年後の出来事!

おわりに

監修者あとがき