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異端者たちが時代をつくる

異端者たちが時代をつくる
諦めばかりの現代社会を変えた6つの勇気の物語

言いたいことも言えないこんな世の中に立ち向かう日本人がいた

令和年代初の本格派ストーリー
●「オウムの狂気」に挑んだ週刊文春
●「神の手」と呼ばれた医師との闘い
●日本人メジャーリーガーの意地とプライド
●「宗教マフィア」への宣戦布告
●未成年凶悪犯、そして実名報道の葛藤
●「少年A」の両親にとっての22年

「誇りを持つために戦うことも必要さ」

四六 判( 256 頁)
ISBN: 9784833451451

2019年06月28日発売 / 1,760円(税込)

[著]松井 清人
1950年、東京都生まれ。東京教育大学アメリカ文学科卒業。
1974年、(株)文藝春秋入社。『諸君! 』『週刊文春』『文藝春秋』の編集長などを経て、文藝春秋社長。2018年、退任。

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目次

プロローグ 地下鉄の惨劇

第1章 「オウムの狂気」に挑んだ六年

  •  「龍彦ちゃんが眠っている」
  •  すべては坂本弁護士一家殺害事件から
  •  坂本事件への執念
  •  一度も弱音を吐かなかった
  •  罪深き文化人たち
  •  ニセ情報に振り回された日々
  •  武装化するオウム
  •  司馬?太郎さんの宿題
  •  マインドコントロールの恐怖

第2章 「がん治療革命」の先導者

  •  闘う医師・近藤誠
  •  逸見政孝さんの手術に異議あり
  •  「神の手」を徹底批判
  •  論争から逃げる医師たち
  •  定年まで慶応に勤めた理由
  •  第二次近藤ブーム

第3章 「パイオニア」の意地と誇り

  •  「テレビ電話」ロス⇔東京
  •  日本の野球に失望して
  •  「僕たちは正しいことをやっている」
  •  「頑張ってこいよ」と言われなかった二人
  •  野茂が切り開いた道

第4章 「宗教マフィア」への宣戦布告

  •  一枚のファクス
  •  合同結婚式の何が問題なのか
  •  桜田淳子さんも参加を表明
  •  地下鉄の駅で偶然の出会い
  •  暗躍する女性スタイリスト
  •  闘う父親の宣戦布告
  •  父と娘の話し合い
  •  統一教会という迷宮
  •  われら父親は闘う
  •  VIP待遇の広告塔
  •  浩子さんの自筆メッセージ
  •  「これは平成三大手記のひとつだ」
  •  脱会後の二人

第5章 「実名報道」陰の立役者

  •  「よし、実名でいく」
  •  少年法の高い壁
  •  二つの宿題
  •  怪文書コレクター
  •  読者はどう受け止めたか
  •  凶悪犯四人は更生したか

第6章 「少年A」の両親との二十二年

  •  洪水のような涙
  •  「さあ、ゲームの始まりです」
  •  両親に手記を書かせた女性記者
  •  母の育児日誌、父の日記
  •  手記出版に思わぬ反発
  •  顔写真掲載とインターネット
  •  五十年ぶりの少年法改正
  •  元少年A『絶歌』の波紋
  •  羽柴弁護士の二十二年

エピローグ 神戸の点と線

あとがき

主な参考文献